子宮内膜症とかの手術してきた(その1)

入院当日(14:00〜)

普通に動けるので、普通にキャリーバッグを携えて入院。
普通にご飯も食べられるので、夕食から病院で食事。
驚いたことに、産婦人科のご飯は美味しいと聞いていたが、想像以上の美味しさ!しかもクリスマス・イブということもあり、なんとケーキまでついていた。

鴨肉とビーフのローストがメイン。ホタテとエビのカルパッチョ、カニのフリッター、コーンスープ、パン2種、ケーキ2種という豪華ぶり。

※写真はイメージです。

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手術の説明受けたり、下剤飲んだり、浣腸したり(2回も・・・)、夜眠れなかったら、睡眠薬くれるとかそういう気遣いもあったけど、特にぐっすり寝ました。ここからはエッセイ風・・・。

手術当日

朝ごはん無し、水も制限。ですが、起きるのは早い!7時くらい?
朝の検温や血圧を調べて、シャワーに入り、手術着になります。
点滴をさされて(点滴の針が太いんですよ〜。ちょっと、今までの針とは違う痛さ。刺すのも難しいみたい)いよいよ、って感じです。この間は、得になにもすることもなく。なんやかんやで10時くらいに。

11時半くらいに父親と母親が来て、色々と話す。ご飯を食べる父母を見つつ、いろんなことを話します。

14時にいよいよ、看護婦さんが迎えに来て、手術室へ。そのまま歩いて行きます。今回は、医療ドラマみたいに、ストレッチャーに乗せられていくわけではないです。頭の帽子も、自分でかぶります。ここで、例の紹介者のSさんが、頑張れと声をかけてくれました。とても心強い。手術室の中に入ると、名前と手術の内容を言います。未だに覚えていないという。3〜4名の女の人が待っていました。自分で、手術台に横になり、その後は、彼女たちに任せます。心拍計や、足をマッサージするもの(エコノミークラス症候群を防ぐと思われる)、酸素マスクをつけられたりします。酸素マスクって、そんなに酸素!!!って感じるものじゃないんですね。あってもなくても違いがよくわからん。

執刀医の先生が来て、点滴のところから薬が入ります、すこしピリピリしますよ、と女性が言ったところで、確かにピリピリ感じ出したところまでしか覚えていません。これが麻酔か、とも思う暇すらありませんでした。

次、目が冷めたときは、まだ手術台だったような気がします。名前が呼ばれて、うつらうつらしていました。これから手術か〜と思っていたら、「手術終りましたよ〜」と言われ、え?!と疑いました。時間の経過を全く感じていなかったのです。口から管を外されました。事前に、ちょっと苦しいか気持ちが悪いかもと言われていましたが、意識もうろうとしていたので、いまいちよくわかりませんでしたが、感覚だけはありました。すごく眩しい。体の感覚が戻る前に、また意識が飛びました。

次に目が冷めたときには、すでに自分の病室でした。看護婦さんたちが、ベッドに私を寝かせて、「○○さん、わかりますか〜?もう病室ですよ〜」と呼ばれて起きました。病室の装飾があるライトが目に入ってきました。このとき初めて、冷静にあれが麻酔だったのか!と思いました。寝落ちとはまた違う感覚でした。気を失うという感じ。気を失ったことすら無いのですが、直前の記憶まではあって、強制終了する感じ。「どこか痛いところはありませんか?」と、聞かれました。瞬時に、体に意識が向きます。同時に、強烈にお手洗いに行きたくなるという。「お手洗いに行きたいです」と意識もうろうとする中訴えますが、「尿管が通っていますので、大丈夫ですよ〜」と言われました。大丈夫とはどういう意味なのだ?!調べておけばよかった〜グーグル先生!と思いました。じょーっと出すものなのか、放っておけば、そのまま排出されるものなのか、とにかく、どうしようもなくトイレに行きたい〜!漏れたらどうする〜!遠くで、父母に、「お手洗いに行きたいと言っても、放っておいてください」と言っている声が聞こえて、ちょっと笑えてきました。2回目来た看護婦さんにも「お手洗いに行きたい」と訴えました。そしたら、「下腹に力を込めてみてください」と言われ、試してみました。結局1〜3時間くらいしたら、その辛さからは開放されました。しかし、尿管の違和感は、慣れないものです。麻酔から20時に目が覚めると聞いていたけど、手術後すぐに目が冷めました。14時に手術が開始され、16時半には戻ってきたと思います。時間の経過が私にはわからないことだらけだけど、手術自体は1時間半くらいの手術で、父と母は、18時ごろには帰っていったと思います。1時間半も付き添っていてくれたと思うけど、そんなに長い時間とは思えませんでした。麻酔が切れたり、効いたりしていたのかな?
18時時点で、父母をベッドから見送りました。

そこからが、とても長い夜となりました。頻繁に、看護婦さんが来てくれます。ようやく尿意が無くなったと思うと、腰が痛くなりました。寝返りがうちたくなりました。看護婦さんに、寝返りをうってもいいか聞いたところ、問題ないとのことでしたが、腰が痛い。枕をあてがってもらって、右に体を寝返りしました。

このとき、手術した傷と内臓の痛みが殆どないことに気づきます。ちょっと感動ものです。傷がどうなっているかも、このあたりから気になりますが、怖くて見れません。後からわかったのですが、点滴で、痛みを抑えていたようです。点滴が2つに増えていました。おそらく普通に水分と、痛みを抑えるための点滴だと思います。

その次に気づいたのは、医療ドラマで見る心拍計でした。指先にクリップのように挟んだものと旨の鎖骨あたりに貼り付けてつないであります。指先はたまに外れて、ピコンピコンなっていましたが、付け直したらおさまりました。酸素マスクもつけていて、ザ・入院患者という感じです。

さて、腰の痛みがおさまってきたと思うと、次はなんだか、中みぞおちが痛くなってきました。よくよく感じてみると、腹腔鏡手術のときのおへその傷がいたいのでした。横に寝返りすると、痛い。尿管や点滴の管、心拍計の管などがうっとおしくて、なかなか寝返りが思うようにうてません。大の字でベッドで寝て、自由に寝返りうって、抱き枕に抱きつきた〜い!と心で叫びながら朝4時を迎えました。傷口の痛さと、暑くて汗びっしょりです。一時間おきに来てくれる看護婦さんにそのことを伝えると、ロキソニンを処方してくれました。酸素マスクも暑くてつけてられない、と伝えると外してくれました。そして、ようやく朝方に少し眠ることができました。

朝方には、心拍計がはずれました。起き上がる練習をし、汗を拭き取るなどして、着替えを手伝ってもらいました。トイレまで移動ができるようになると、尿管も外され、最後には、点滴も外されました。汗を拭き取ったとき、傷口に触れたのか少し痛かったですが、さまざまな管がなくなっていくにつれ、動きやすくなっていくのを感じました。寝返りを自由にうてることってこんなにも素晴らしいのね!!

昼には、昼ごはんが出されましたが、さすがの私もいきなり完食はできず。フルーツのパイナップルと小鉢のナスの煮浸しを食べました。その夜は、確か完食した気がします。

ここまでは、スマートフォンを見る気すら起きないくらい、ぐったりしていました。

翌日は、朝ごはんを完食し、また眠り、昼ごはんは少しだるかったですが、また眠って回復しました。シャワーを浴びてもいいということだったので、午後にシャワーを浴びました。シャワーを浴びられたことは、自信にも繋がりました。そして、肩こりがすごく楽になったのを覚えています。気分もスッキリしました。夕食も普通に食べることができ、だいぶ元に戻ってきた感じがしました。

前かがみになると、肩から頭が圧迫されるように痛いので、できるだけ腰から曲げてかがまないようにしました。お腹の傷が、触れると痛いので、深履きのズボンが本当にありがたかったです。

手術から2日目ともなると、普通の生活に近づいてきて、余暇が楽しくなってきます。以降は、のんびりお見舞いに来てくれた人とはなしをしたり、ノートに色々と書き綴ってみたり(年末年始なので、来年の抱負とか)、アニメを見てみたり、とにかくやりたいことたくさんやりました。

退院の日は、彼に迎えに来てもらい、その足で買い物に行ったりする程度には回復。ずっと病院だったので、買い物も息抜きになりました。

さらにその翌日の大晦日には、温泉に入りに行きました。入浴は、退院後からOKだったので、とても嬉しかったです。来週も温泉に旅行に行く予定だったので気になっていましたが、激しいスポーツはNGくらいで、日常生活に支障はありませんでした。キッチンにも退院初日から立てています。

これを書いているのは、退院から5日後ですが、今は手術したことすら忘れてしまうくらい、体調は元に戻っています。腹腔鏡手術って、本当にすごいですね!名医の手術って本当にすごいですね!

以上、子宮内膜症、チョコレート嚢腫、バルトリン腺嚢胞の腹腔鏡手術の経験談でした!