2020年9月10日(木)見た夢
【漫画を描かなくなってしまった手塚治虫】
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大学時代のゼミの先生が今一緒に働いている、手塚治虫先生を紹介してくれるとのことで事務所に友人と二人で訪問した。名刺を握って、ワクワクしながら。
手塚治虫先生は、白いワイシャツに、茶色いツイードのチェック柄をしたスラックスといういでたちで、私の記憶よりも丸々としていた。
パーテーションで限られた狭い空間のFAXコピー機の前で、絵もない活字資料を角2封筒に詰めたり、確認したり立ち仕事をしていた。
「いつも立ち仕事してるんですか?」
「うーん、いゃあ、いつもじゃない。」
聞きたいことはたくさんあるのに、何を話せばいいのかわからない。
私は絵を描く手塚治虫先生が見たいのに、一向に漫画を描き始めない手塚治虫先生に私は痺れを切らしていた。
耐えかねて、大学時代のゼミの先生のデスクに行って話を聞くと、今は手塚治虫先生は漫画を描かないと言っていて、私は驚いた。
アニメーションのプロデュースの仕事や雑務なんかをやっているらしく、手塚治虫先生がもったいなく感じた。
なんで、手塚治虫先生は漫画を描かなくなってしまったのだろう。