私が妄想で書いた草案。アイデアとしては面白いと思うんだけどな。

ベビーシッター事業を産学官連携事業としてできるといいな〜。

 


小学生教諭・幼児教育者育成のための産学官連携ベビーシッター事業 草案

 

(1)背景

日本の少子化が進む一因として、幼児や子どもの子育ての支援が非常に遅れていることがあげられる。ベビーシッター先進国であるアメリカでは、未就学児を育てながら働く母親も多い一方、13歳以下の子どもの一人行動(留守番・外出などすべて)が禁止されているため、ベビーシッターを頼むのは非常に一般的なことであり、家族の一員のように友好な関係性を長期に渡って築くことが可能である。

愛知県内には、保育士免許を取得できる大学が27校、小学校教諭の免許を取得できる大学は、19校ある。カリキュラムには実地研修もあるが、卒業後、実際従事するにあたり、子どもとの関わり方に戸惑う卒業生も多い。日頃から様々な年齢や性別の子どもたちと長期的に触れ合うことは、短期間の実習のような一過性ではない子どもの成長を体験でき、よりよい保育士、教育者になることが期待できる。

 

(2)概要

子どものベビーシッターを必要とする親と、アルバイトとして保育士や小学校の教諭を目指す学生を募集し、それぞれを当事業の事務局がマッチングする。

目標数は、まずは10件のマッチングを行う。大学1年生を対象とし、在学中の4年間行うこととする。公募の方法は、産学官三者で話し合いの上決定する。

事務局の運営は、民間企業に委託する。事務局の役割は以下の通りとする。

①ベビーシッターを必要とする親と学生のマッチング

②学生への最低30時間以上の研修及び試験の実施と合否の判定

③学生への賃金の支払い及び退勤管理

④学生の交流の場を3ヶ月に1回設けること

⑤学生と事務局員が話す機会を最低月1回は設けること。

⑥親と事務局員が話す機会を最低月1回は設けること。

②に関しては、必ず県に研修担当者を提出すること。

 

(3)今後の発展性

本事業による効果としては、社会問題である少子化問題への対策、学生の教育力・経験値の向上、将来を担う学生と子どものどちらの成長にもつながる事業である。

大学としては、学生にとっての貴重な実地研修の場を得ることができ、地域連携として、社会的にも貢献できる場であり、子どものいる家庭へ直接アプローチできるチャンスでもある。それぞれの立場がメリットを得られ、社会的にも相乗効果を得られる事業である。

このモデルが成功すれば、他の事業にも応用が可能な産学官連携事業である。

以上