2020/09/22見た夢
【宝物の記憶】
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地球とは思えないけど、たぶん地球の荒廃した瓦礫の山の場所にいた。
たぶん紛争か何かが起きている貧しい村で、私は親もいない孤児。
でも、少しの間は、親か、施設か誰かの愛情を受けて育った遠い記憶はあって、それを宝物にして、生きてきた。
しかし、紛争が激化して、私は行く場所もなく、瓦礫の中を彷徨って(さまよって)いた。
私はたぶん女の子で、10歳くらいなんだろうけど、身体は成長していなくて、10歳には見えないと思う。
わけもわからず、とにかく、この瓦礫の足場の悪い中を歩いていた。
全体的に砂のような黄土色の風景。風が砂を舞い上がりさせる。
日陰もなく、休む場所もなかった。とにかく、どこかで休みたかった。
まだ、形の残っている建物に到着した。
その建物は神殿のようだった。でも古くなく、新しいものだった。
その建物に入ると、ひんやりと涼しく、空気が綺麗で落ち着く場所だった。
私は、休もうとその神殿に入った。
その神殿はエスカレーターもあった。(夢の私は見たことがなかったので、まるでSFのようだと感じた)
私は手元に注射器を持っていることに気づいた。
私はわけもわからず、鎖骨あたりに注射器を挿した。
絶望していたので、死ねるならそれでいいし、
何か今の状況が良くなるなら、それでよかった。
刺すやいなや、なぜか地面から生えるように丸い銀色の球体が出てきた。
私の身長よりも2倍くらい大きくて、宇宙服みたいな部品がいろいろついてるシェルターだった。
私はそのシェルターが開いてスリムな宇宙服みたいなスーツを着た女性に、シェルターに連れ込まれた。
女性は薄い色の金髪で、オールバックだった。肌の色が白く、少し灰色かかっていた。若い20代の女性だった。
最初は抵抗したり、恐怖に怯えていたけど、彼女の顔を見たら、優しい顔をしていて、遠い昔の宝物の記憶を思い出させた。
私は挿していた注射器を女性に、優しく抜かれた。女性はその時始終優しい眼差しと優しい手つきと優しい言葉を私にくれた。優しい言葉は、私には理解できない言語だったけど、きっと大丈夫だよと言っていたんだと思う。