以前見た夢。いつ見たか覚えていない。

 

私は、空港の渡り廊下のようなところにいた。これから、海外にいる母親に久しぶりに会いに行くのだ。

渡り廊下を歩いていると、前から来る白人男性にいちゃもんをつけられた。内容は覚えていない。

憎らしい、舐めた笑いの、性根が悪い、ひねた男に見えた。(どんだけマイナスなイメージなんだ)

私は、負けず嫌いで、短気な性格のようで、その人が言った言葉に対して、まくし立てるように喧嘩を売った。

相手も負けていられないと、私に言い返した。(リアルでは私は英語で話せないが、我々は英語で喧嘩している。)

皮肉交じりの言葉の応酬から、汚い言葉への応酬へ変わっていき、白人の連れが仲裁に入った。

なんで知らない人とこんなに喧嘩してるんだろう、ほおっておけばいいのにと、リアルの私は思いながら、

私は、時間を無駄にした、みたいなセリフを吐き捨てて、私は、搭乗口に向かった。

 

母親のいる国に着くと、母親が新しい店舗のバックヤードから出てきた。

母は、私の自慢の母で、海外に店舗をいくつか持つ、ファブリックを中心とした雑貨店のオーナーだった。

テキスタイルデザイナーとして成功した母は、自分のブランドを取り扱うファブリックをインテリアや服飾などに取り入れ、人気を博していた。

花や植物などの絵が特徴で、まるで花の図鑑のようなデザインが特徴的だ。

ルドゥーテの画集↓のようなデザインだった。

お花のありのままの様子なので、変な甘さが無いので、意外と男性にも好まれていたり、もちろんロマンチックなインテリアにも合わせていた。

母親は、黒色のエプロンをしていて、白いブラウスを着ていた。まるでおしゃれなお花屋さんみたいな感じだった。

そして、堂々としていて、楽しそうだった。笑顔で、今度は、ロサンゼルスに店舗を出そうと思うんだけどどう?と聞かれた。

私に聞く時は、すでに母親は相談ではなく、決めているのを知っているので、私は、盛り上げ役をいつもやるんだ。

仕事中だったので、話はそこそこにして、私はホテルに向かった。母親もここに住んでいるわけではなくて、しばらくこの店舗のためにホテル住まいだった。

 

ホテルに行くと、母親の趣味全開のインテリアのホテルだった。

ゴージャスだけど、可愛らしいインテリアが散りばめられたスイートルームだ。

部屋の中には、ダイニングもあり、寝室がいくつかあった、

全体的にパステルブルーとゴールドで統一されており、

ソファーは、シノワズリの金華山張りの光沢あるソファーで、ここにも母の好きな花のモチーフが使われている徹底ぶりだ。

↑こんな感じのホテルだった。

母はお金は自由に使えるみたいなのと、常に自分の感性を磨くのと、感性が損なわれないような空間を重視していた。

その割に、↑の写真よりも、母の作品や販売のための雑貨などで、もりもりにデコレーションされていて、

まるで披露宴会場のようなセッティングがされていた。どう見ても普通のホテルではしないセッティングだった。

何かイマジネーションを得ると、こういうことに家がなるのもしばしばだったので、私は何も驚かなかった。

 

しかし、この部屋にずっと1人でいるのも居心地が悪いので、私は荷物だけ置いて、町に繰り出した。

母が帰ってきたら、久しぶりのディナーだ。私は胸を踊らせながら、異国の街に出かけていった。