起きると、目の前に黒板があり、5月4日と書かれて居ました。私が枕にして居た自分の腕をみると、黒色の制服を着て居ました。学校で寝てしまって居たようです。ザラザラとした制服は、お世辞にも着心地の良いものではありません。
私はまたタイムリープしたのだと直感的に思いました。理由は、学校の作りが、あまりに旧式な木の窓枠だったからです。
私は私自身の姿や年齢をしているのかどうかはわかりません。ただ、周囲は私に違和感を抱いて居ないようでした。
左隣の学生に、「今、西暦何年か」と聞いたら、「1968年」だというのです。彼の訝しげな顔を忘れられません。丸刈りの気の弱そうな男の子でした。
1968年の5月4日。時計は見て居ませんが、だいたい昼から夕方でした。休み時間のようで、席には人が疎らでした。
廊下を見ると、少し奥まったところに人が話して居ました。
その中に、知っているような人が居たのです。
私の父親でした。父親がゴミ箱のような、何かに腰掛けて談笑して居ました。周りにいるのは、知っているような知らないような、おそらく父親の友達でした。実際に父親の友達には会ったことがありますが、確信は持てません。でも、父親だけはすぐにわかりました。
思わず「お父さん」と呼んでしまいました。
しまったと思いましたが、時すでに遅し。
しかし、周りの友達もろとも私を囲って、話をしだしたのです。
何言ってるんだといわれましたが、説明をするうちに、信憑性が出てきたのか、真剣な顔になりました。
その後、学校を案内してくれて…

という夢を見ました。

起きて、親にメールで伝えるのに加えて、5月4日は土曜で、かつゴールデンウィークだから、学校なんて無いよねと伝えると、その日は学校の授業があったそうです。

不思議な経験です。前回見た夢は、1972年でした。