今回は、自分の理想のバッグが無いので、自分で作ってみたという記事です。

なんでハンドメイド初心者が自分でバッグを作ろうと思った?

みなさん、バッグを選ぶときってどうしてますか?

ウィンドウショッピングで偶然見かけたバッグに一目惚れ!という方もいるのではないでしょうか?

私は、仕組みがこうなってて、素材がこうで・・・というこだわりが強すぎるのか、

なかなか理想のバッグに出会えていません。

もちろん、ウィンドウショッピングで出会って、長く使っているバッグもあります。

しかし、私の理想のバッグに出会えない日々が続くと、悲しくなります。

そこで、もうただ待つのをやめて、私の理想を詰め込んだバッグを制作してやろうと思いました。

でも、バッグづくりどころか、まともに裁縫もしたことがないので、

まずは簡単な巾着袋から・・・と始めるところを、

理想のものを作りたいという情熱だけで、ぶっつけ本番今回作ってしまいました。

自分の技量が無いのは承知しているので、自分が持ち得る最大限の技術だけでやってみることにしました。

成功しても、失敗しても、次のバッグづくりの糧になると信じて実行に移しました。

実際に出来上がったバッグ

バッグの表面

なかなか思い通りの出来栄えになりました!

大きなリボンモチーフは設計当初にはありませんでしたが、あったほうが華やかでいいですね。

パーティーでのクラッチバッグとしても使えるデザインにしています。

ゴールドのボタンや、ゴールドの金具もなかなかこのアイボリーのカラーに合っていて、良きです。

実は、このバッグは口折れバッグで、A4も収納できるくらい、大きく開いても使えるようになっています。

ショルダーベルトの位置も、変えることができます。

広げれば、バッグの中をガバっと見ることができますし、荷物が増えても大丈夫♪

バッグの背面

口折れした状態の裏側にも左右にゴールドのボタン。

真ん中にもマグネットのボタンがあります。

ボタンを開けると、ポケットかと思いきや、実はバッグのメインルームに直接アクセスできるのです。

いちいち口折れ部分を持ち上げなくてもいいので便利です。

また、重たくて下に行ってしまったものを取り出すのにも便利です。

背面はシンプルなバッグになっています。ショルダーベルトを短く持てば、トートバッグのようにも使えます。

 

参考にしたサイトや動画

私は、布バッグではなく、合皮バッグを作りたかったので、

まずは、合皮でバッグ作っている事例を探しました。仕上がりイメージを確認するためにも、見てみました。

裏地をつけたくなかったので、裏地なしだとどんな感じになるのか、見ておきたかったです。

(裏地をつける技術に自信がなかったのと、軽快なバッグにしたかったのです。)

「shima shima usagi」さん

まずは、このメインルームにアクセスできる仕組みの元ネタから紹介します。

「shima shima usagi」さんというYouTubeチャンネルで紹介されていたものを応用しました。

この方のチャンネルは、私のハンドメイドの概念を覆してくれるような動画がたくさんあります。

このトートバッグは縫うのですが、縫わないハンドメイド作品を紹介していたのです。

ポーチとか、ショルダーバッグとか。あと、既製品を使ったリメイクも素敵でした。

「私にもできるかも!」って思わせてくれました。

ハンドメイドのハードルを下げてくれたのはこの「shima shima usagi」さんですね!

「Sewing Oasis」さん

クラッチバッグの持ち手として、リボンの形にしたいという構想はあったのですが、

どうやってあのでかいリボンを作る・・・?と思って検索して参考にさせていただいたのが、「Sewing Oasis」さん!

わかりやすい説明で、とっても参考になりました。なにより、このクラッチバッグも夏らしくてかわいいですよね!

「レザークラフト塾」さん

今回、参考にしていた動画はすべて布での制作・・・合皮を手縫いするにはどうしたら・・・?

最初は、本返し縫いで縫っていたのですが、裏側がカッコ悪いことに・・・どうしたら・・・?

ミシンでやってしまっている人が多いので、本革の手縫いを参考にしました。

びっくりしたのは、革を縫うときは、1本の糸で、針を2本使うんです!!こんな縫い方があったんですね。

これには感動しました。ミシンの上糸と下糸みたい。

しかも、ワタシ的には、とても簡単でした。裏表どちらもきれいに縫えている!

本来は、穴をあけてから縫うんですが、薄い合皮だったので、

そのまま針でザクザクと縫い進めました。

手持ちのバッグ・使わない古いバッグ

手持ちのバッグで、似た作りのものがあればとても参考になります!

使わない古いバッグは解体して、どういう作りになっているか見るのも最適です。

そして、廃棄するなら、部品取りしちゃいましょう。

今回使っているDカン(ショルダーベルトをひっかける金具)、ナスカン(ショルダーベルトの先にある金具)、マグネットなどはすべて廃棄予定のバッグから部品取りしたものです。

材料の調達とかかった費用

作ると決めてから、まずは材料の調達です。

なぜか、カシメをどうするかばかり考えていました。最終的にカシメは使っていないのですが・・・

ハンドメイドを見ると、なぜか持ち手部分(負荷がかかる部分)に、カシメを打っているものが多いので、

カシメの代わりになるものを100均で探していました。

メインとなる合皮。これをどうするか。

調べてみたのですが、合皮を手に入れるには、手芸店に行くか、ネット販売くらいしかありませんでした。

専門店で買うと高そう・・・と思い二の足を踏んでいました。

あとは、店頭販売で気に入った合皮が手に入るかな〜ネットだと、手触りとかわからないからな〜と悶々としていました。

この時、まだ設計もしていないので、生地がどれくらい必要かもあまりわかっていませんでした。

初めて作るので、プロトタイプみたいなもんだと思っており、高い合皮は買いたくありませんでした。

できたら100均で手に入らないかな〜と思い、DAISOやセリアにも行きましたが小さいものしかなく。

キャン・ドゥまで行きました。カシメはありませんでしたが、合皮が豊富でした。なんと300円で、120cm×60cm!

十分な大きさで、しかもお手頃。種類は限られていましたが、その中で気に入ったアイボリーの合皮をゲット。

ついでに、ゴールドのスナップボタンをゲット。高見え〜。

その他は家にあったものを使いました。

材料

・合皮(120cm×60cm) 330円 余ったよ。

・スナップボタン 2セット入り 2つ 220円 1セット余ったよ。

・目打ち

・糸(家庭科で使ってた手縫いのやつ)

・針 2本(家庭科で使ってた中で一番太いやつ)

・指ぬき(痛いので、あったほうがいい。)

・メジャー、物差し

・フリクションボールペン(チャコペン)

・Dカン 4つ

・ナスカン 2つ

・移動カン(リュックカン・送りカンともいう)1つ

・マグネット 1つ

合計 550円でした。

制作期間

下調べ

2日

材料調達

1〜2日

実制作

7日

縫うのに最初は時間がかかったし、縫い直しもした。(布の縫い方 本返し縫い→革の縫い方 平縫い)

慣れないので手も痛くなって、縫える時間も少ない。1時間くらい縫えて上出来。

1日1時間、2時間、3時間と増えて、4日目にはショルダーベルト以外の本体はできて、ボタンやDカンもつけられた。

その後2〜3日は、マグネットつけたほうが安定するとかで追加でつけたり、実際に使ってみて、補強が必要そうなところを縫ったり調整した。

1週間後には、ショルダーベルトも作って、完成。

使ってみた感想、作ってみた感想

使ってみると、リボンがかわええ〜〜

いろんな服装に合います。カジュアルでも、ドレッシーでも。

ショルダーベルトが一番むずかしかった。デザインに合うものがあれば、既製品を買おうかな…。

かなり気に入っているので、お出かけが楽しくて仕方ない。ウキウキ♡

何より、何も知らない初心者が物事を達成するまでって、そんなに日数は必要ない。ゾーンに入って、超集中してた感じはあったけど・・・

とにかく、やってみたいことがあれば、スタートしてみれば、意外と自分が思う以上の結果が得られると思う。

すっごい自信になる!

理想のバッグを探すことでバッグのアイデアがわく!

理想のバッグを具体的にイメージできれば作ることもできます!いろんなバッグを見て、あなたの理想のバッグを探してみませんか?

実際使ってみることで、もっとアイデアが湧いてくるかもしれません!